第7章 ー サマルカンドのシヨブ・バザールを歩く|色彩と香りに満ちた巨大市場

ビビハニム・モスクのそばには魅惑のバザール

ビビハニム・モスクの荘厳な美に浸ったあとは、すぐ隣の巨大市場 シヨブ・バザールを探検します。

その前に、もう一度だけビビハニム・モスクを。

1404年に完成した当時のイスラム世界最大のモスク。建設はアミール・ティムールによるもので、権勢を示すべくわずか5年で造り上げたと伝わります。中庭中央には石の「ラウヒ(コーラン台)」があり、願いごとを唱えながら3周すると叶うという言い伝えも。

メインゲートへ──これまで訪ねた市場たち

市場好きとして、ここも外せません。まずはメインゲートから。

旅先では、必ず市場をのぞきます。たとえばウラジオストクのキタイスキー、

オランダ・ナールデンの朝市、

シチリア島シラクーザの市場、などなど。並ぶもの、人々の表情、土地の空気が一度に感じられるのが市場の醍醐味です。

いよいよバザールへ

ゲートをくぐり、活気に包まれた市場の中へ。

陶器、食品、衣料品まで何でもそろいます。まずは美しいリシタン陶器。

シルクロードらしく、スパイスやドライフルーツが所狭しと。活気も香りも濃密です。

シヨブ・バザールはビビハニム・モスクの隣にあるサマルカンド最大の市場。起源は古く、シルクロードの時代から続くとも。旬の青果や肉、ナッツ、ドライフルーツ、衣料・日用品まで何でも手に入り、チャイハナではタンドールで焼くサムサも味わえます。

野菜や果物も元気いっぱい。

海外の市場でおなじみの巨大スイカも。

あれだ、ジュネーブで見た結晶スティック。そしておばちゃんのおすすめ。

歩いていると、ジュネーブのペルシャ料理店でチャイと一緒に出てきた砂糖の結晶スティックに再会。ウズベクでは「ノヴォット」と呼ぶそうです。(そのときの写真)

店先で眺めていると、おばちゃんが声をかけてくれてナッツを試食。いま思えば、もっと各店で味見して回ってもよかったかも。

「おすすめは?」と尋ねると、ウズベキスタン名物のハルヴァを勧められました。

ハルヴァは穀物や胡麻、野菜・果物に油脂と砂糖を合わせて作る甘いお菓子。いろいろ勧められましたが、この日はこれでごちそうさま。


そして気になっていたザクロジュースの実演。中央アジアといえばザクロ、ですよね。寡黙なおじさんが手際よく搾ってくれます。

しばらく見ていると「飲んでくかい?」と声をかけられ、小瓶入りを購入。ビビハニム・モスクを背景にパチリ。

さらにディープなエリアへ

市場の奥へ奥へ。靴や衣料などが雑然と集まる一角は、地元の人いわく「上海バザール」と呼ばれているらしいエリア。

市場を満喫したところで、周辺散策へ。

気になった門の先に、昔ながらの街並み

「ZARGARON」と書かれた門が目に留まり、中へ。

中には趣のあるホテル群が。

気に入ったのは、ビビハニムにちなんだ名の宿。

次に来ることがあれば、ここに泊まってみたい。ちょうどイタリア人の団体とすれ違いました。
ここで少し寄り道。ビビハニムから住宅街へ足を延ばします。
狭い路地が連なる、どこか懐かしい街の姿。昔ながらの暮らしが今も息づいていました。

少し長くなったので、この続き──「もうひとつの美しい景色」は次章で。


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