タシケント街歩き 旧市街編 - 最大級の市場、チョルスー・バザールから庶民感覚満載の迷路へ

タシケント市内街歩きの始まりです。

チョルスーバザールの元気な野菜

ところでタシケントという街。中央アジア最大の街で、唯一地下鉄が走っていて、それからそれから…。なんと名古屋市との姉妹都市なのです。人口もほぼ一緒。


タシケントタワーからの、大都会タシケントの眺め

美しいメトロ・ステーション。アリーシェル・ナヴォイ駅の風景

これで何となく街の規模感はわかっていただけるかと。

そういえば、前日までいたサマルカンドは奈良市との姉妹都市

美しいイスラム装飾


巨大市場、チョルスー・バザール探検

9月17日、今日のテーマは、旧市街。まずは、市内最大級のバザール「チョルスー・バザール」へ。

中央アジア有数の規模の大きさで、「4つの道が交差する場所のバザール」という意味のバザールで、100年以上前から歴史があるバザールです。青い広いドームが目印で、食料品から衣料品、日常品まであらゆる種類が売られており、毎日多くの賑わいを見せています。ドーム屋根のメインビルの周りには、雑貨、クラフト、おみやげ品、などのお店もあり、チャイハナでプロフやシャシリクなどのウズベクローカルフードも食べられます。

ホテルからちょっと距離があるので、ここもタクシーで。

巨大な青い屋根のドームが見えてきます。

見えてきました。巨大なドーム。チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

そこでタクシーの精算をするとき、13,500スムなのに、100,000スム札しかもっていない。それをドライバーに見せると、「こんな大金だしやがって、なめてんのか ?」みたいな激しい口調で怒鳴られました。もう一度財布をみると3ドルあったので、それを渡してあげるとOKってにこっとしてくれました(実際には払いすぎたのですが…。ドル紙幣残っていてよかった)。

まずは木工細工の店が並ぶエリア。

木工細工エリア、その1。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

木工細工エリア、その2。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

それから観葉植物エリア。

観葉植物エリアを歩く。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

そしてドーム。さあ、バザールに侵入します。なにはともかくまずは、現地通貨の引き出し。市場だけあってATMはたくさんあります。400,000スム(約4,200円)引き出しました。

でも200,000スム札が2枚。これはまずい。使う場所が限られる。高額紙幣なので、みんな受け取りを断ってしまう。でも仕方ない。財布に入れてバザール見学を始めます。

さあ、カオス状態のはじまり。

ウラジオストクのキタイスキー市場とか

キタイスキー市場で見かけた、山盛りのディル

ルガバヤ市場で感じたような混とんとした何でもありの空間です。

ルガバヤ市場で見つけた、とっても怪しい店


まさに、なんでもあり。

野菜や果物、肉、日用品、衣料品、いろんなものがごっちゃ混ぜでとても楽しい。

チョルスー・バザール。2階からはこんな感じ。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

まずは、漬物エリア、

漬物エリア - その1。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

漬物エリア - その2。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

乳酸品エリア、

乳酸品エリア。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

肉エリア。特にこのエリアは獣臭が・・・羊だからしょうがないけど。

肉エリア。。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

それから2階。ここは乾きものエリア、

ドライフーズ・エリア - その1。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

ドライフーズ・エリア - その2。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)


2階から見える風景はこんな感じです。


ゆっくり見ていくと、何時間もかかりそう。ドライフルーツとかナッツとかの店がいっぱい。いろんな人に声をかけられました。たいてい、「どこから ?」って聞かれるので、「イポーニャ」って答えるととっても好意的に反応してくれました。

外に出て野菜、卵エリアを見て回る。

たまごの並ぶエリア。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

巨大なスイカや、山盛りのハーブ。楽しい発見がたくさんあります。

元気な野菜エリア。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

巨大なスイカ。タシケント、チョルスー・バザール(Tashkent, Чорсу бозор, Chorsu Bazaar)

チョルスー・バザールを後にし、街歩きを続けます。


バザールからさらに街歩き。

見えてきたのは自然博物館。

タシケント、自然博物園 - 1

タシケント、自然博物園 - 2

タシケント、自然博物園 - 3。柱の装飾が美しい

おばちゃんがバッテンして、「今日はおしまいよ」、ということで残念ながら中は見ることができませんでした。

ここから見える街はこんな感じでした。

タシケント、自然博物園 から見えた風景

そして旧市街でのメインイベント、ハズラティ・イマム・コンプレックスを目指します。


路地歩きの楽しみ方。

いつもながらのスタイルですが、あまりgoogle mapみたいなアプリは使いません。事前に地図とかいろいろ調べまくって頭に入れた情報と直感で歩いていくスタイル(たまにそれで大幅なロスに遭遇することもあるのですが、それはそれで楽し)。

少し歩くと、ここショートカットできるかな、という感じの路地、ザルカイナル通りがありました。

ザルカイナル通りにて - 1 (Tashkent, Zarqaynar)

入っていくと昔の庶民生活そのままの路地がありました。

ザルカイナル通りにて - 2 (Tashkent, Zarqaynar)

ザルカイナル通りにて - 3 (Tashkent, Zarqaynar)

ザルカイナル通りにて - 4 (Tashkent, Zarqaynar)

子供たちが遊んでいて、おかあさんがそれを見守っているというような感じ。二股に分かれている道。

ザルカイナル通りにて - 5 (Tashkent, Zarqaynar)

どっちにしようかと考えていると「あっちよ」って声をかけてくれるおかあさんとか、やんちゃな子供たちにからかわれたり、楽しい道中でした。

ただ気になったのは、すぐそばに建設中の巨大なイスラム文化センター。

それを囲む塀がこの下町と最先端のイスラムシティを分断しているようで、変な見方をすると、この風景を見せないようにしているのか。


ちょっと考えすぎかもしれませんね。

そうそう、北京オリンピックでもそう。見せたくないところは塀で囲っていた。でもそのうち、取っ払われるんでしょうね。壮大なイスラム文化センターの完成が楽しみです。

次章は、ハズラティ・イマム・コンプレックスで体感したイスラム文化と風景、そして緑のモスク。




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