タシケント街歩き 旧市街編 - 最も美しいイスラム建築の聖地へ

ハズラティ・イマーム・コンプレックスから始まる、タシケント屈指の歴史的スポットを見て回る。

ハズラティ・イマーム・モスクの美しい天井と壁の装飾

さあ。タシケントで最も重要なモスクの一つがある、ハズラティ・イマム・コンプレックスへ。

サマルカンドとはちょっと違うけど、やっぱりイスラムの世界。このエリアには、見るべきイスラム建築満載です。

初体験のモスク本殿へ。

まずはハズラティ・イマーム・モスクHazrati Imom masjidi)へ。植え込みが美しい道を歩いていって、

ハスティマム広場前の植え込み

ゲートが見えてきました。

ハズラティ・イマーム・モスクのゲート

ハズラティ・イマーム・モスクの看板

ハズラティ・イマーム・モスクは、タシケントの金曜モスク(ジュマモスク)として、金曜礼拝時には多くの人が集まりお祈りをしています。

ハズラティ・イマーム・モスクのゲート 柱の美しい装飾

ゲートをくぐって中に入ります。

ハズラティ・イマーム・モスク 緑が美しい中庭

靴を脱いで中を拝見させていただきました。

ハズラティ・イマーム・モスク室内 1 - お祈りしている人も

いろいろなモスクを見てきましたが、中に入るのは初めてのことです。

ハズラティ・イマーム・モスク室内 2

ハズラティ・イマーム・モスク室内 3

ハズラティ・イマーム・モスク室内 4 - 色使いが新鮮な絨毯

全景を収めてみました。

内装が美しい。

ハズラティ・イマーム・モスク室内 5

ハズラティ・イマーム・モスク室内 6

ハズラティ・イマーム・モスク室内 7

ハズラティ・イマーム・モスク室内 8

お祈りをされている方もたくさんいました。邪魔にならないようこっそりと撮影しました。

そして、外に出て、別のアングルから。2つの青いドームとミナレットが美しい。

ハズラティ・イマーム・モスク外観 - 青空に映える2つのドームとミナレット

コーラン博物館と、広場に流れる夕方のアザーン

続いてコーラン博物館Muyi Muborak Madrasah - Moyie Mubarek Library Museum)

コーラン博物館では、7世紀頃の世界最古のコーランとされているウスマン・クラーンが展示されています。


コーラン博物館 外観

中に入っていきます。

コーラン博物館で見つけた美しいテーブル

自然光の取り入れ方もキレイです。

コーラン博物館 素敵な採光手法

小さな部屋がいくつかあって、世界最古といわれるコーラン、ウスマン・クラーン(これは撮影禁止)などさまざまなコーランを見ることができます。

コーラン博物館に展示されているコーラン 1

コーラン博物館に展示されているコーラン 2

関連書籍も。

コーラン博物館に展示されている関連書籍 1

コーラン博物館に展示されている関連書籍 2

日本語の書籍もありました。

コーラン博物館に展示されている関連書籍 3

続いて登場するのが巨大なイスラム建築、バラク・ハーン・メドレセBarakhan Madrasah)。

バラク・ハーン・メドレセの外観

ゲートをくぐります。

バラク・ハーン・メドレセの巨大なゲート

バラクハーン・メドレセは、ソ連時代に中央アジアのイスラム本庁が置かれていた場所で、16世紀にシャイバニ朝のバラクハーンによって建てられました。
バラク・ハーン・メドレセのゲートをくぐる

中庭は、サマルカンドでもそうでしたが、物販店になっています。

バラク・ハーン・メドレセ 中庭1

バラク・ハーン・メドレセ 中庭2

バラク・ハーン・メドレセ 中庭と青いドーム

中庭から広場へ。

バラク・ハーン・メドレセ 中庭から外へ

ハズラティ・イマーム・モスクとバラク・ハーン・メドレセの間に広がる広場はハスティマム広場と呼ばれているそうです。そしてここは、タシケント屈指の撮影スポット。

ハスティマム広場 - タシケント屈指の撮影スポット

それぞれの位置関係は、こんな感じです。

この広場の真ん中に立つと、青いドームが美しい圧倒的なイスラム建築美を堪能することができます。

夕方のアザーンが聞こえますか ?

ハスティマム広場、もうひとつの廟。

ここはちょっと小高い丘になっていて、道路を隔てて、絶賛建築中の巨大なイスラム文明センターを見ることができます。

ハスティマム広場から見える、現在建設中のイスラム文明センター

2023年に開設予定のウズベキスタンの首都タシケントの新しいイスラム文明センターは、イスラム世界の歴史、文化、教育に特化した主要なセンターになることを目指す国の象徴的なプロジェクトである。総面積 45,000平方メートルのこの建物には、面積6,000平方メートルの博物館と 8 つのギャラリー、会議室、図書館、国立公文書館が収容されます。

現在建設中のイスラム文明センターを取り囲むフェンス 1

こんな感じで、四方がフェンスで囲まれていて中には入れません。完成が楽しみです。

現在建設中のイスラム文明センターを取り囲むフェンス 2

そして広大な公園を散策します。

広大なハスティマム広場

アブバクル・カファル・シャシ廟Abu Bakr Kaffal Shashi Shrine)が見えてきます。

カファル シャシ廟は、タシケント旧市街の中心部を構成する歴史的建造物群であるカスト イマーム広場の北西の角に立っています。この記念碑は、10 世紀に生き、イスラム世界を広く旅した地元の詩人、言語学者、博学者、学者であるアブ バクル モハメッド カファル シャシの生涯を記念しています。 

アブバクル・カファル・シャシ廟 外観1

左からぐるっと回って

アブバクル・カファル・シャシ廟 外観2

きっと、こちらが正門です。

アブバクル・カファル・シャシ廟 ゲート

ちょっと中を拝見しました。ここでも靴を脱ぎます。

アブバクル・カファル・シャシ廟 室内1

アブバクル・カファル・シャシ廟 室内2

アブバクル・カファル・シャシ廟 室内3

アブバクル・カファル・シャシ廟 室内4

アブバクル・カファル・シャシ廟 室内5

そこからイマーム・ブハーリ研究所Imam Al Bukhari Islamic Instituteというイスラム関係の研究機関の建物があります。

イマーム・ブハーリ研究所

ひととおり見て回りました。

歩いてきた道を引き返して、再びチョルスー・バザール方面へ。

チョルスー・バザール

タシケントに来たら行かなきゃいけない、2つの歴史的建造物。

現在でも運営されている神学校、クカルダシュ・メドレセに来ました。

クカルダシュ・メドレセ 外観1

16世紀にシャイバニ朝の大臣クカルダシュが建てたタシケントを代表する神学校(メドレセ)で、チョルスーバザールの南に位置します。ソ連時代は倉庫などに使用されていましたが、独立後は神学校として再開されています。

クカルダシュ・メドレセ 外観2

後ろに、そのあと訪問するジュマ・モスクが見えます。

クカルダシュ・メドレセ 外観とその右側に見えるジュマ・モスク

白い門をくぐって、

クカルダシュ・メドレセ 白い門

中庭に入ります。

そこで見たのは、若い衆が皮を剥いだ羊を4人がかりで部屋に運んでいる光景。パーティでもするのかな ?

クカルダシュ・メドレセ 中庭1

クカルダシュ・メドレセ 中庭2

クカルダシュ・メドレセ 中庭3

2階部分が学生寮になっているそうです。狭い階段を上がって2階へ行くと、中庭がこんな感じに見えます。

クカルダシュ・メドレセ 2階から見る中庭

このメドレセを出て、すぐそばにあるのが、グリーンのドームが美しいジュマ・モスク

グリーンの屋根がひときわ美しいジュマ・モスク

タシケントのジュマモスクとして知られているコラヴァリモスク。ジュマとは金曜日のことで、イスラム教の休日に当たる金曜日に礼拝が行われるモスク。
タシケントのジュマモスクは破壊と復元を繰り返され、現在では3つのドームを備えたモダンなスタイルで装飾されたユニークなタイプのモスク。

ジュマ・モスクのイスラム装飾が美しいゲート

ここはほかのモスクと比べ、ヨーロッパな感じがしました。特にこんなアングルで画像に収めると…。

ジュマ・モスク - ちょっとヨーロッパな雰囲気

ジュマ・モスク正面

とっても「イスラム」な街歩きでした。
そしてこれから、怒涛の新市街へ向けての街歩き編です。


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