ハズラティ・イマーム・コンプレックスから始まる、タシケント屈指の歴史的スポットを見て回る。
さあ。タシケントで最も重要なモスクの一つがある、ハズラティ・イマム・コンプレックスへ。
サマルカンドとはちょっと違うけど、やっぱりイスラムの世界。このエリアには、見るべきイスラム建築満載です。
初体験のモスク本殿へ。
まずはハズラティ・イマーム・モスク(Hazrati Imom masjidi)へ。植え込みが美しい道を歩いていって、
ゲートが見えてきました。
ハズラティ・イマーム・モスクは、タシケントの金曜モスク(ジュマモスク)として、金曜礼拝時には多くの人が集まりお祈りをしています。
ゲートをくぐって中に入ります。
靴を脱いで中を拝見させていただきました。
いろいろなモスクを見てきましたが、中に入るのは初めてのことです。
全景を収めてみました。
内装が美しい。
お祈りをされている方もたくさんいました。邪魔にならないようこっそりと撮影しました。
そして、外に出て、別のアングルから。2つの青いドームとミナレットが美しい。
コーラン博物館と、広場に流れる夕方のアザーン
続いてコーラン博物館(Muyi Muborak Madrasah - Moyie Mubarek Library Museum)。
コーラン博物館では、7世紀頃の世界最古のコーランとされているウスマン・クラーンが展示されています。
中に入っていきます。
自然光の取り入れ方もキレイです。
小さな部屋がいくつかあって、世界最古といわれるコーラン、ウスマン・クラーン(これは撮影禁止)などさまざまなコーランを見ることができます。
関連書籍も。
日本語の書籍もありました。
続いて登場するのが巨大なイスラム建築、バラク・ハーン・メドレセ(Barakhan Madrasah)。
ゲートをくぐります。
中庭は、サマルカンドでもそうでしたが、物販店になっています。
中庭から広場へ。
ハズラティ・イマーム・モスクとバラク・ハーン・メドレセの間に広がる広場はハスティマム広場と呼ばれているそうです。そしてここは、タシケント屈指の撮影スポット。
それぞれの位置関係は、こんな感じです。
この広場の真ん中に立つと、青いドームが美しい圧倒的なイスラム建築美を堪能することができます。
夕方のアザーンが聞こえますか ?
ハスティマム広場、もうひとつの廟。
ここはちょっと小高い丘になっていて、道路を隔てて、絶賛建築中の巨大なイスラム文明センターを見ることができます。
2023年に開設予定のウズベキスタンの首都タシケントの新しいイスラム文明センターは、イスラム世界の歴史、文化、教育に特化した主要なセンターになることを目指す国の象徴的なプロジェクトである。総面積 45,000平方メートルのこの建物には、面積6,000平方メートルの博物館と 8 つのギャラリー、会議室、図書館、国立公文書館が収容されます。
こんな感じで、四方がフェンスで囲まれていて中には入れません。完成が楽しみです。
そして広大な公園を散策します。
アブバクル・カファル・シャシ廟(Abu Bakr Kaffal Shashi Shrine)が見えてきます。
カファル シャシ廟は、タシケント旧市街の中心部を構成する歴史的建造物群であるカスト イマーム広場の北西の角に立っています。この記念碑は、10 世紀に生き、イスラム世界を広く旅した地元の詩人、言語学者、博学者、学者であるアブ バクル モハメッド カファル シャシの生涯を記念しています。
左からぐるっと回って
きっと、こちらが正門です。
ちょっと中を拝見しました。ここでも靴を脱ぎます。
そこからイマーム・ブハーリ研究所(Imam Al Bukhari Islamic Institute)というイスラム関係の研究機関の建物があります。
ひととおり見て回りました。
歩いてきた道を引き返して、再びチョルスー・バザール方面へ。
タシケントに来たら行かなきゃいけない、2つの歴史的建造物。
現在でも運営されている神学校、クカルダシュ・メドレセに来ました。
16世紀にシャイバニ朝の大臣クカルダシュが建てたタシケントを代表する神学校(メドレセ)で、チョルスーバザールの南に位置します。ソ連時代は倉庫などに使用されていましたが、独立後は神学校として再開されています。
白い門をくぐって、
中庭に入ります。
そこで見たのは、若い衆が皮を剥いだ羊を4人がかりで部屋に運んでいる光景。パーティでもするのかな ?
2階部分が学生寮になっているそうです。狭い階段を上がって2階へ行くと、中庭がこんな感じに見えます。
このメドレセを出て、すぐそばにあるのが、グリーンのドームが美しいジュマ・モスク。
タシケントのジュマモスクとして知られているコラヴァリモスク。ジュマとは金曜日のことで、イスラム教の休日に当たる金曜日に礼拝が行われるモスク。タシケントのジュマモスクは破壊と復元を繰り返され、現在では3つのドームを備えたモダンなスタイルで装飾されたユニークなタイプのモスク。
とっても「イスラム」な街歩きでした。
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