ウラジオストクへの旅 - 1日目

いよいよその日が来た。ロシア、ウラジオストクへの初めての旅。




ロシアという国は、VISA無しでは行けないところ。ただ沿海州の5つの地域に限っては、ネットで取得が可能になった。つまり、ロシア大使館に行っての申請作業をしなくても良くなったということだ。その申請から入手までは、こちらで

それで、渡航することにあたって考えたこと。街歩きをするにあたって、どれだけ荷物を軽くするか。もちろん手ぶらで歩くことはできない。特にロシアでは、パスポートと入国時に発行される出入国カードは必携。で、この2つと必要最小限のものが収まるカバン。いつも使っているトートバッグでは、ついつい物を入れて重くなってしまう。ということで、今回選んだのが、サコッシュ。




サコッシュとは、自転車ロードレース時にレーサーに渡すドリンクなどの補給物資をつめるために使用される、ショルダータイプのバッグ。これをたすき掛けにして、その上からパーカーなんかを着れば、防犯にも良いかなと。

最終的に、これが正解でした。

では、旅の始まり。




いつものように、ここ最近のお気に入り、大崎駅西口からのLCCバス。Willer Expressにて成田空港ターミナル2へ。料金は1,000円で、Wifi、USBが備わっていて快適です。



初めてのロシア、初めてのエアラインS7(旧シベリア航空)ということもあり、早めの11時発のバスに乗車。相変わらず成田は遠い。1時間30分かけてターミナル2へ到着。




バスから降りると、S7の表示が。そしてチェックイン・カウンターへ。日本語、英語、ロシア語の表示がある。







オンライン・チェックインはしていたのだが、バゲージ・ドロップはなく、通常のチェックイン・カウンター。そこで、パスポートとiphoneのwalletに入れておいたオンライン・チェックイン済みの画像を見せるという通常の手続きに加えて、ロシア渡航のためのVISAのチェック。





この書類が無いことには、ロシアの地を踏むことはできない。苗字と名前が逆になっていて入国できなかった、という話もよく聞く。そういうこともあるのだろう、カウンターでは、VISAの内容をダブルチェック、2人の係員によるチェックが行われ、問題なしということで、搭乗手続きは完了した。



そして、出国手続きの前に、楽天カードの特典を使って入手したPriority Passをつかって専用ラウンジにて、ビールを飲みながら、作戦を考える。



搭乗口に到着。今回は94番ゲート。VLADIVOSTOKという文字と、S7、JL、SQの共同運航便という表示が見えてきた。




で、初めて見るS7の黄緑色の機体。Airbus A320-100/200をこんな色にしているのが強烈でもあり、新鮮でもあり….。



出発の30分前には搭乗を完了するようにということで、早めに乗り込む。今回は事前に、345pにて座席指定をして、最後尾のシートに着席しました。機体内部の装飾も見事に黄緑色。




まもなく出発です。しかしながら、混雑のため、飛び立ったのは動き始めて30分くらいかかったかもしれません。




水平飛行になると、お楽しみの軽食タイム。噂のパサパサ サンドウィッチの時間です。




いろんな情報から、どんなパサパサでまずいのかって思っていましたが、案外いけます。確かにパンはパサっとした感じははりますが、それもあまり気にならず、おいしいサンドウィッチでした。



それからパッケージもカワイイ感じでした。



飛行機は夕暮れを目指してウラジオストクへ。




そして19時頃、
Международный аэропорт "Владивосток" ウラジオストク国際空港(VVO)へ到着しました。わずか2時間30分のフライトです。



美しい夕焼けも見れました。

そこからが、またひと仕事。パスポート・コントロール。

ヨーロッパであれば、スタンプをポンと押して終了ですが、そこは、さすがロシア。混んでいたのもあるのですが、約45分かかりました。さすがに政府関係の場所なので、撮影はしませんでしたが、一人ひとり、パスポートとVISAの内容を確認し、出入国カードが発行されます。

無事手続きが終わり、預けた荷物を引き取りに。多分、ターンテーブルの上で、何回も回っていたんでしょうね。

荷物を持って出口へ。国際空港とはいえ、こじんまりしています。でもどこの空港もそう。出迎えの人、タクシーの運転手など、多くの人がいました。




事前にホテル経由でタクシーを頼んでいたので、今回の宿「EQUATOR」の看板を持っている人を探す。運転手はタクシーカウンターの看板のあるところで待っていてくれました。

そしてタクシーに乗車。空港のある
Кневичи(クネーヴィチ)村からウラジオストクまでは約40Kmあります。空港からの移動手段は、ウラジオストク駅までのアエロ・エクスプレス、



109番のバス、



またはホテルまでのタクシーがあります。アエロ・エクスプレスは1日5本もしかなく、しかも最終が17時30分なので無理、バスは20時まであるのですが、初めてということもありタクシーにしました。ところで、タクシーに乗りたいとき事前予約がない場合には、TAXIカウンターで手配してくれます。

タクシー料金は定額でだいたい1,300~1,700pです。今回は1,500pでした。

タクシーに乗車。まぁ、それはすごい運転でした。飛ばす飛ばす。1時間もかからないうちにホテルに到着しました。




今回のホテルは、 Гостиница «Экватор» (エクヴァトール)。スポーツ湾に臨む高台にあります。ソビエト時代の建物をそのまま使っているのでしょう。外観、内装ともそんな感じがします。






ベルリンや、ドレスデンでも感じましたが、旧共産圏の建物って、やたら無駄に広い。フロントには、北京、モスクワ、ウラジオストク、そして東京の現在時刻を示す時計が掛かっています。



フロントでは、英語が通じます。少しだけロシア語は勉強していきましたが、なかなか言葉としては出てこないものです。英語で対応してもらえて助かりました。

チェックインを済ませて部屋へ。




今回はせっかくなので、海側の部屋にしました。部屋はこぎれいにまとまっています。冷蔵庫内にはミニバーもあるし、壁には薄型モニターが設置してありました。



バスルームもヨーロッパ仕様。



ベッド脇にも洒落た置物がありました。

荷物の整理も終わり、お腹もすいたので、街歩きを兼ねてレストラン探し。




高台にあるホテルから、浜辺方面に階段を下りていく途中見つけたのが、Кинотеатр «ОКЕАН» (オケアン・シネマ・コンプレックス)。ホテルまでのいい目印になります。

といっても10時近いし、翌日は早起きして探検ツアー。



軽く済ませようと思っていたところ見つけたのが、Столовая(スタローバヤ)という大衆食堂。日本で言うと、社食とか学食みたいな感じ。カウンターに並んでいる料理を選んでお盆に乗せて、レジで精算するというスタイル。
今回行ったのは Светланская(スヴェトランスカヤ通り)にあるСтоловая Минут(スタローバヤ・ミヌート)。



サラダとミネストローネのようなスープ、カレイの唐揚げと付け合わせのパスタ。すべて指差しだけでOKでした。700円くらい。

そして、1日目が終了。

2日目へと続きます。

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