ウラジオストクへの道 - 準備編1

あー、どこか行きたい。数日間行方不明になりたい。
そんなこと考えながら、ウラジオストクという、未知の街に行くことにした。
それに至るまでのお話、その1。



http://filminrussia.ru/locations/primorsky-krai/vladivostok-airport/

これまで、仕事関係で93年以降毎年スイス(バーゼルとかジュネーブ)、

2008年のバーゼルフェア

これはモントルーの夕日
それに引っ掛けてウィーンとかタオルミーナとか、

ウィーン、シェーンブルン宮殿

タオルミーナ
いろんなところに行ってきた。が、ここ最近は、そんな付録がなかなか作れない。

幸い昨年は、何年かぶりに長めの夏休みが取れたので、ドレスデン、ベルリンという、旧東ドイツの旅をすることができた。

ドレスデン、賢者の行進

ベルリン、ハッケシャー・ヘーフェ アンペルマン・ショップにて

毎年一回は、プライベートで海外に行きたい、そんなことを思いながら…、でも今の状況では長い休みは取れない。

で、4日くらいの休みを使っていけそうなところを、google mapを見ながら、考えてみた。


地図上で東京を中心とした円を書くと、該当するのは韓国、中国、東南アジア、ミクロネシア…。でも、これらの地域には全く興味もないし、行ってみたいとも思わない。
そこで見つけたのが、地図上の赤いポイント。ウラジオストク。そう、かつてはロシアの秘密都市。経度的に言うと松江の上、緯度的に言うと札幌とほぼ同じ位置。
そこで、ピンときて、調べ事が始まった。

ウラジオストク(Владивосток)とは、ロシア語で「東を支配する」という意味を持ち、文字通り、ロシアにおける東側支配の要となる街。それ故、1958年から、ソ連が崩壊する1991年までは、ソ連国民はもちろん、市街居住者すべての人の立ち入りが禁止された「閉鎖都市」。ソ連崩壊後は、徐々に解放、閉鎖都市指定も解除された。

そんな街に行ってみたいと思った。
なんといっても、
  • 成田から2時間30分くらいのフライトで行くことができる。
  • これまで旅行した国への入国にはVISAは必要なかった、そして日本の赤いパスポートは万能、と言われているが、それが通用しない、近くて遠い国がロシア
  • 2017年8月から施行された電子VISA発給サービスにより、地域限定ではあるが容易にVISA入手が可能になった(それまでは、ロシア大使館にパスポートを預けるなど、手続きが煩雑だった)
  • 世界最長、シベリア鉄道の東の始発駅がある。
  • 街の姿、そこにいる人たちは、群れてやかましい中国や韓国からのツーリストを除くと、ロシア人とウクライナ、ベラルーシ人。日本から一番近い、ヨーロッパの雰囲気を感じさせてくれる街。つまり、日本から一番近いヨーロッパ
  • ギリシャ、ラテン系のアルファベットではなく、キリル文字のアルファベットの洪水に溺れてみたい。
  • ウラジオストクの標準時は、UTC+10。つまり、日本(UTC+9)より西にありながら、一時間早い。不思議な場所であり、世界で一番早い日の出が見れる場所のひとつ。
ウラジオストク渡航作戦を開始したのは8月。まずはフライト。ほんとに安くあげるのであれば、仁川、釜山経由という手もあるが、韓国で一泊しないといけないので、それは却下。

オーロラ航空とS7航空(旧シベリア航空)が成田に乗り入れしているので、今回は一応One Worldグループ、黄緑色の機体が鮮烈なS7にしようかと、ホームページ経由で予約を試みる。



ネット予約というのは慣れてはいるのだが、今回はロシア。英語ページに変換して、作業を進めフライトを確定。31,772ルーブルでした。(今のところ、ルーブルは約1.7円なので、おおまかに倍と考える)それから300ルーブルで席を確定できるので、往復便とも決めてしまう。ただ預け入れの荷物が別料金になってしまうのが計算外でしたが、それはしょうがなし、として、無事予約を完了しました。

S7には、専用アプリもあります。
アプリをダウンロードして、予約内容を確認してみました。



無事、できているようです。
オンラインチェックインもこれでできるようなので試してみます。

次の仕事は、e-visa。ネットでの簡易VISAの申請です。
このページにアクセスして、必要事項をインプット。
出てくるページの指示に従って、必要事項を入力していきます。多少あやふやな表現もありますが、その場合には英語表示にして確認するとよいかもしれません。なんといっても便利なのが、入力途中でも下書き保存して、復活できるという機能です。
申請できるのは、入国20日前から。それを確認せず、かなり早い段階で記入を始めたため、入国予定日をインプットすることができず、やっと9月24日、つまり20日前に先に進むことができ、無事申請を完了しました。それから申請番号と申請時のパスワードを入力すると、現在の状態も確認できます。そして、土日祝日を問わず、4日以内には念願のVISAが発給され、それがpdf.形式で添付されたメールが届く予定です。

そして実践編。
多少なりとも、ロシア語を覚えていかないと。

Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ) = こんにちは
Спасибо (スパシーバ) = ありがとう
Извините (イズヴィニーチェ) = ごめんなさい
Очень приятно (オーチン プリヤートゥナ) = はじめまして
До свидания (ダスヴィダーニャ) = さようなら

このくらいは知っていますが、もっと理解できるように、そして、もっとキリル文字を読めるようにしないといけませんね。

そのあたりをどうするか。アプリに頼るか、それとも…。
それは次回で。










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