タシケント到着、そして今宵のホテルへ


タシケント国際空港に到着。

8時間のフライトで、タシケント国際空港(TAS)に到着。首都の空港とは思えない簡素な、別の言い方をすれば古臭い空港。

そういえば、ブランデンブルクができる前のベルリンの玄関口、テーゲルもそうでした。

今は無き、当時の玄関口、テーゲル空港。

外に出る時も手荷物をX線に通します。

いきなり外に出てしまった。が、何もない。「両替は?」ということになり、引き返して英語のしゃべれる係員に事情を話して再度入場。両替窓口へ。

ウズベキスタンの通貨はスム(UZS)。韓国もそうですが、やたらと桁数が多いです。日本円からの両替は難しそうなので、お試しで。成田で両替していた米ドルのうち60ドルを現地通貨のスムにしました。

タシケント国際空港で両替した時のレシート。

このレシートは、ウズベク語ではなくてロシア語 ?

現在のレートでは、わかりやすく言うと、下二けたのゼロを取って、1,2倍にすればわかりやすいと思います。スム紙幣をもらいました。約729,000スムになりました。数字だけ見ると「お金持ち」です。

騒然とした到着ロビー前から、タクシーを探す。

 空港を出ると、基本白タク、タクシーの客引き満載。当初はヤンデックス・タクシーのアプリを使ってタクシーを手配する予定でしたが、この状況ではたとえ手配できたとしてもタクシーを見つけることはできなかったでしょう。ホテルに送迎を頼んでおいたほうが良かったかもしれません。で、たくさんのドライバーから声をかけられました。

案の定ふっかけてきます。何人かのドライバーと話をし、あまりにもしつこいので振り切り、最終的に100,000スム(約1,200円)でどうか、というおっちゃんに乗せてもらうことにしました。これが100,000スム紙幣。

タシケントの通貨は「スム」。これは100,000スム紙幣。

ヤンデックス・タクシーだったら27,500スムくらいで済むのですが、20分ちょっと乗って1,000円ちょっとであれば合格、と思ったのです。

やはり日本には一目おいてくれているみたいで(その理由は後のチャプターで)、「柔道とかレスリングとかは日本のお家芸だろー」、とか「親戚の息子が日本で勉強してるよ」、など、車内ではいろんな話で盛り上がりました。

ホテルに到着。予想以上の大当たり。

ホテルに到着しタクシー代金を支払って、二人でタバコを吸いながら立ち話。

「明日はどうする ?」

「サマルカンドへ行くけど。」

「じゃあ送って行ってやるよ。」

と言われたけど、サマルカンドまでの国鉄チケットを予約しているから、ごめんなさい。ということでドライバーのおっちゃんと別れました。

さて、今回のホテルThe Shahar。イスラム感満載のエントランスです。

今回の旅の宿。The Shahar。とってもイスラムな雰囲気。

門をくぐると中庭。階段をあがってフロントへ。このホテル、住宅街の中にいきなり現れるブティックホテル。これから訪問する旧市街のチョルスー・バザールとか、新市街のアミーム・ティムールの広場からはちょっと離れてはいますが。このくらいの距離感で良かったなと。

何の問題もなくチェックイン。フロント周りはこんな感じです。

The Shahar フロント周りの美しい装飾 1

The Shahar フロント周りの美しい装飾 2

The Shahar フロント周りの美しい装飾 3

でもそこで気になったのが、レギストラツィーヤ。つまり宿泊証明書は発行されないのか、ということ。ウズベキスタンでは、出国の際、この宿泊証明書の提示が求められることがあることを知っていたので、フロントで聞いてみた。そうすると、「そんなの必要ないわよ。もし聞かれたらこのカードを見せたらいいわ」って名刺大のホテルカードをもらった。

The Shaharのホテルカード(表)

ザ・シャハール。ガスチニッツァ(ロシア語でホテルの意)って書かれています。

The Shaharのホテルカード(裏)

そして今宵の部屋へ。建物自体は2階建て。

2階はこんな感じ。中央アジアらしい装飾がふんだんにあります。

The Shahar フロント周りの美しい装飾 4

The Shahar フロント周りの美しい装飾 5

The Shahar フロント周りの美しい装飾6

The Shahar フロント周りの美しい装飾7

2階にある11番が今回の部屋。上の画像でいうと、右側の一番手前。

今回宿泊した部屋のドア。部屋の名前は「ザラフシャン」

荷物を持ってくれたお兄さんに聞くと、それぞれの部屋には、ウズベキスタン各地方の名前がつけられているって教えてくれました。11番の部屋の名前はZarafshan(ザラフシャン)。ザラフシャンはウズベキスタン中部。キジルクム砂漠に面した「黄金の都」といわれるところ。後日、ザラフシャン ショッピングセンターのそばを歩くことになります。

部屋に入ってまず、とても広くて快適そう。いつもの儀式ではあるのですが、部屋の様子を撮影しました。

The Shahar 室内1

The Shahar 室内2

いかにもイスラム。特にバスルームのタイルがとても美しい。

The Shahar タイル装飾がとっても美しいバスルーム 1

The Shahar タイル装飾がとっても美しいバスルーム 2

テレビをつけてみる。何も出てこない。フロントのお姉さんに聞いてみると、「ロシアからの電波が受信できなくて、今はインターネットだけなのよ」って言われた。ここにも戦争の影響があるのですね。結局最後まで、ウズベキスタンでテレビ番組を見ることはありませんでした。

「何か飲む ?」って聞かれて、「じゃあビール」ということで朝食会場にもなっている前庭のオープン・レストランで地元のビールSarbastを飲みながら、翌日のプランを考える。

The Shahar 前庭にあるオープン・レストランで地元のビールを

家猫と美しいタイルです。

The Shahar このホテルに住んでいるネコと美しいタイル

明日はいよいよ、「青の都」サマルカンド弾丸ツアー。

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